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何故、日本人は定時に終わらせるということがルーズなんだろうか

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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170106/k10010830751000.html http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170106/k10010830751000.html

日本中で長時間労働の問題が表に出てきている。電通社員の長時間労働による自殺で、ようやく表に出てきた感じだ。電通だけで無く日本中の会社で、同じように長時間労働が蔓延している。ようやく国が重い腰を少しだけ上げたようだ。

これで気になったのは日本人の仕事の時間の捉え方だ。日本人は仕事を定時に終わらせるということにルーズな気質があることだ。自分でも定時に終わらせようと焦ったりしない。少しでも残業すれば終わるのであれば多少残業する。

定時に終わらせるということをルーズに捉えている。仕事の時間を守ろうとするならば定時に終わらせようとするはずだ。しかし平然と残業することを受け入れている。もちろん仕事の期限などは守るが定時に関しては積極的に守ろうとしない。

これは、おかしくないだろうか。誰もが社会人は仕事の時間は守ることは常識的な事だと教わる。しかし仕事が終わりそうになければ残業して定時を守らない。定時も仕事のルールのはずだ。このルールを無視するのが普通 なっている。

日本中で、このルールをルールだと思っていない。何故、日本人は定時に終わらせるということを重視しないのだろうか。

そして定時を重視しないということと、先進国の中で日本人が一番生産性の低いことと繋がっていると思う。

日本人が定時を守らない理由は、義務教育が原因であると思う。日本の義務教育は覚えさせる事を重視する教育だ。欧米の考える教育とは違う。義務教育では物事の仕方を習うが、仕方を考えさせる教育はしない。

つまり何が言いたいかというと、日本人の多くは仕事そのもの仕方に対して考える事をしていないじゃないかと思うことだ。大抵のサラリーマンは先輩から仕事の仕方を習い、そのまま受け継ぎ仕事をしている。

時代やテクノロジーの変化で、仕事の仕方を変化させて生産性を上げるべきなのに、ほとんどのサラリーマンは、そのままの仕事の仕方で行われる。このように変化しないのは義務教育で仕方に関する考える教育が無いからじゃないだろうか。

働き方を変化させずに、そして疑問に思わずに、そのまま昔の方法で仕事を定時に終わらせる事が難しくなった為に、そのまま長時間労働になっているんじゃないだろうか。

日本人は仕事の仕方を考えて想像して効率的に行うこと自体が苦手で、それよりは既存の方法で効率が悪くても長時間労働という方法で仕事を解消する方が楽だから、定時に終わらせるということがルーズになるじゃないかと思う。

この様な仕事の方法を変えないという気質は日本中にあり、仕事をITで生産性を上げる事が出来ていない。ITのツールが揃っているが、働き方を変えない為に効率的に使用する事が出来ない。それが今の日本じゃないだろうか。