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JavaScriptが派遣プログラマーを潰した

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こんにちはnasustです。正社員の頃の話をします。

まあタイトルの通りにJavaScriptが潰したわけじゃないですけどね。 当時、その派遣プログラマーは、あるSPA(Single Page Application)を開発していました。 UIはブラウザなのにネイティブなWindowsっぽいものを開発していました。

その開発が難しいというより、面倒臭いのオンパレード。なんせ世の中に、ようやくjQueryが有名になって来た頃の話ですから、IE6,IE7とレガシーなブラウザに対応するのは当たり前。 折角作っても、IEで動かない・・・、発狂するぐらいイライラします。 CSSは当たり前のように独自表現で、互換性が保てない。 IE独自のコードを沢山書かなければならなかった。

僕は一部分だけ開発して、別のプロダクトに移ったですが、派遣社員の一人が潰れた。 理由は、SPAのJavaScriptが一つのファイルで10万行になっていたからです。 こっそりソースコードを見たんですが、これはヤバイ。超スパゲティコード。 何が書いてあるのか分からない。モジュール化もオブジェクト指向な書き方もしていない。 上行ったり、下いったりと、とてもじゃないが追いきれない。 僕は見なかったことにした。きっと同じチームの人達が何とかやってくれるだろうと思った。

しばらく時が経つと、その派遣プログラマーの様子がおかしくなって来た。 頻繁に遅刻するようになった。それが問題になって同僚がモーニングコールしてフォローするようになった。 しかしフォローされながら開発していましたが、遂に出社拒否にしました。電話しても出ない。

そして数週間後、派遣元の会社から連絡があり別の人を派遣することになり、出社拒否した派遣社員は、それから見かける事はなかったです。

この事の教訓は、どんなに忙しくてもキレイなコードを書いた方が良いということですね。 汚いまま機能を追加していくと、スパゲティ化が深刻になっていきます。そして機能追加のコストが高くなって行くのです。